IS、ISIS、イスラム国など、さまざまな呼称がありますが、世界で最も残虐で過激なテロリストとして知られています。そのメンバーは世界中にいると言われていますが、現在最も集中しているのがシリアとイラクです。

アメリカやその同盟諸国などは、自分たちを”ISと戦う正義の味方”として描こうとしており、実際に戦闘もしておりますが、偽善以外のなにものでもありません。騙されてはいけません。アメリカ等のやっていることは、いわゆる”マッチ・ポンプ”(自分で放火しておいて消火する行為)です。自分たちでISを含むイスラーム過激派をつくり出し、これらを蔭であやつりながらシリア政権を倒そうとしているのです。ISと戦っているのは、シリアへの違法な軍事的侵略の口実として利用しているにすぎません。もちろん、この他にも、さまざまな目的があってIS等の過激派を利用しているのですが、それらについては別の機会にゆずりたいと思います。下記の本は、これらのことについての詳細が書かれています。是非、お読みください。また、下記のコーベット・レポートでは、ビデオで簡潔にまとめてありますので、ご覧ください。

<ISの成立過程がわかります>
ミシェル・チョスドフスキー『アメリカの“テロに対する戦争”』(第2版)(グローバル・リサーチ、2005)Michel Chossudovsky, America's "War on Terrorism", Second Edition, Global Research, 2005.

ミシェル・チョスドフスキー『戦争のグローバリゼーション -人類に対するアメリカの“長い戦争”-』(グローバル・リサーチ、2015)Michel Chossudovsky, The Globalization of War :  America's "Long War" against Humanity, Global Research, 2015.

ティム・アンダーソン『シリアに対する汚い戦争 -ワシントン、政府転覆、抵抗運動-』(グローバル・リサーチ、2016)Tim Anderson, The Dirty War on Syria: Washington, Regime Change and Resistance, Global Research, 2016.
The Corbett Report(コーベット・レポート)
Who is Really Behind ISIS? (transcript)
05/07/2015 (本当は誰がISISの背後にいるのか?)